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高知県 足摺岬の花崗岩 [地質]

足摺岬の白山同門に下りてみました。
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ここでは花崗岩に玄武岩が包有されている様子を観ることができます。花崗岩と玄武岩の境界は、はっきり分かれているものや、結晶が大きく構造変化したチルドマージンを有するものなどバリエーションがあり、歩いていて飽きません。
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またこの辺り(玄武岩質包有岩の近く)には、カリ長石と斜長石の累帯構造のみられるラパキビ花崗岩も産出しています。
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富山・新潟巡検の収穫物1 [地質]

巡検の収穫物のうち一番のお気に入りは、これ。
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7月20日、ヒスイ峡からの帰りに見つけました。
コゴミみたいだけど・・・ 自宅周りの暑~い気候を思うと、こんな時期にコゴミが食べごろのはずがない。でもちょっと前にワラビも見たなぁ・・・ なんて思っていると、ちょうど良いタイミングでKさんがやって来ました。聞くと、”間違いない”、とのこと。Kさんにも手伝ってもらいながら収穫。
夜は宿の冷蔵庫に入れ、日中はバスの席にぶら下げて、痛まないように大切に持って帰りました。
カツオと昆布でだしをとっておひたしにしました。どうして誰も採ろうとしなかったのでしょう???こんなにおいしいのに。

思わせぶりなタイトルですが、収穫物2の公開はできるかどうか?
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桜島の噴火 [地質]

鹿児島県の桜島が毎日噴火していて、1000mくらいの噴煙を上げていると聞いて、行ってみました。
着いた時は雨が降っていて、桜島も雲の中。火山も煙も目にすることができませんでした。時々、ゴーっという音が聞こえてきて、何の音だろう、という感じでした。
雲が薄くなってくると、そのなかでも濃い雲がたなびいているところがあり、火口の位置が分かりました。暗くなると、そのあたりの雲がぼんやりと赤く染まっています。どうやら火口には溶岩が上がってきているようです。
翌日も残念なお天気ではありましたが、噴火の様子を見ることができました。
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濃い灰色の煙を噴いている時は、着陸時の飛行機の逆噴射のような音や、近くに雷が落ちたような音がしていました。この煙には火山灰がたっぷり含まれていて、溶岩も吹き散らしているようです。火口近くの展望台からは、噴煙から黒い溶岩を散らしていたり、火口下の斜面を溶岩が転がり落ちているのが見えました。マグマ由来の本質物を多く含まない薄い灰色の煙~白い噴気の時は、上空をジェット機が飛んでいるような音がしていました。
夜になると、時々火口で赤い噴水が上がっていました。溶岩が斜面を落ちて行ったり、火口からこぼれた赤い溶岩の膨らみが手の指のように広がりながら落ちて行く様子も見ることができました。
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ふもとには民家も学校もあります。毎日火を噴いている山と一緒に暮らすのは、”東南海地震の津波が到達するか?”と思いながら暮らすのよりも怖いだろうなぁ。
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伊豆大島巡検2 [地質]

標高650mを超え、火口観光の目玉と言えるものが見えてきました。三原神社です。
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辺りは1986年の噴火で流出した溶岩におおわれています。近づくと、こんなことになっていました。
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三原山中央火口(A火口)を満たしていた溶岩は、11月19日午前に火口縁を越えて斜面を流下し始めたそうですが、溶岩は神社をまくように流れたので、燃えずに残ったんだそうです。
このあたりから、アグルチネードが見られるようになります。
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これは、溶岩が火口にたまっていた時に表面や火口壁辺りで固まりつつあった部分、溶岩のしぶきなどが、噴火で飛ばされて積み重なったスコリア質の火山岩です。
そして、強風の中、火口を見ながら昼食です。この中に溶岩がたまっているところなんて、想像するのは難しいなぁ、なんて思っていると、鉱物好き方面から、「あの青色が気になる」とかいう声が・・・
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伊豆大島巡検1 [地質]

伊豆大島巡検について簡単に紹介します。
熱海港から高速船で伊豆大島に渡り、宿に荷物を置いた後、さっそく火口見学に出かけます。
御神火茶屋でバスを降り、11時半頃歩き始めました。まずは、1986年噴火時の溶岩の先端部を見学です。
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この上に登ってみると、だらっとした地形が広がっていて、発泡していてがさがさした溶岩のかたまりがごろんごろんと転がっています。2~3mmくらいで径のそろった泡を見せる端正な溶岩もありますが、多くの溶岩の泡の径は大小まちまちでした。新鮮な黒い溶岩に白い灰長石の斑晶が目立っています。
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ぱっと見、一般的なアア溶岩の塊です。ぼてっと落ちて立っているような溶岩もあります。前方には目指す火口と、火口から流れ出た1986年溶岩流が黒々と見えています。
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マグマ、溶岩、似たような単語なので、混乱している方もおられるでしょう。
溶けた岩石が地下にあるとマグマ(magma) 、地表に出ると溶岩(lava)と呼ばれます。溶岩には、このほかに、マグマが地下浅所~地表で冷え固まった岩石、も意味しています。ご参考までに。

この先には江戸時代の溶岩がひろがっています。
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しばらくは平らでしたが、徐々に上り坂になってくると、登山道の山側が切通しになっていて堆積した溶岩の層が観察できます。今まで観てきたような発泡した層だけでなく、ち密な玄武岩層も挟まっています。
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火口近くまで登ると、あちらこちらから噴気が上がっているのが見えます。ここまで来ると気温が低いうえに風が強く、あったかそうな湯気に見えてしまいます。
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阿蘇山 [地質]

12月20日~21日に阿蘇山に行ってみました。
2日とも天気が悪く、上の方は霧の中で、ほぼなんにも見えない状態。たま~に雲が薄くなると、大量の噴煙がちらりと見えました。
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時々、「ど~ん」という重低音が響いていて、これを超えて登ろうという気にはなりませんでした。
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火山灰の上には、所々、こんなスコリアが落ちていました。沸騰させたお湯の表面みたいな細かい泡のかたまりで、持ち上げてみると重さがないように感じられるくらい軽いのでおどろきました。
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なんとなく南国なイメージがあって、冬服で行かなかったので、ただただ寒かったです。20日は溶けていたけど、21日は何もかも凍り付いていて、地面の砂もピクリとも動かなくなっていました。これは軽い溶結か?なんて疑ってしまうほどでした。
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Wisata Volcano [地質]

インドネシアの東端、Weh島には活火山があるようです。あまりいい写真を撮れなかったのが残念ですが。
ダイビングのあいまに、どこに行くのかも分からない状態で付いて行った半日観光。一つの目的地は火山でした。近づくと、車の中にまで硫酸ガスのにおいが入ってきて、興味が高まります。
これにはもうびっくり。流紋岩質の火山灰が積もっていて、いたるところからガスが噴き出ています。その周りには硫黄の結晶ができています。辺り一面、赤道直下の強い日光に照らされて、硫黄の結晶面がキラキラと輝いています。泥の下からぶくぶくとガスが出て、小さな泥火山みたいになっているところもありました。
こんなところに行くって知っていたら、袋くらい持って行ったのに・・・。
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岩石の華麗な世界 [地質]

益富地学会館の薄片教室に参加しました。巡検の次に楽しみな行事です。

今回は、インドネシアのGunung Apiでドイツ人のお友達と一緒に拾った思い出の石を、薄片にすることにしました。火山の形からは安山岩質マグマが想像されますが、拾った石は玄武岩質のように見えます。
事前に標本を預けると、小さく切ったチップをスライドガラスに張り付けておいてくれます。
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さらに石を薄く切り離してから、研磨剤で磨って薄くします。
まず、鉄板に320番の研磨剤をのせて、荒磨りします。偏光顕微鏡で色を観ながら薄くしてゆき、長石が黄色とグレーの中間くらいの色になったら次の研磨剤に移ります。
その前に、次に使う細かい研磨剤に320番の研磨剤が混ざらないように、鉄板を片づけ、机を拭き、よく手を洗いわないといけません。
仕上げ磨りは、ガラス板と1000番の研磨剤で行います。この段階までくると、ガラスに張り付けた岩石(?)は紙より薄く、色も薄くなっているので、うっかりしているとガラス側を磨ってしまいそうになります。今回は、いつもスリガラスを作って場を和ませてくれるKさんがいなくてさみしかったです。
長石や石英が灰色になるまで磨り、カバーガラスをかけると、できあがりです。
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南紀巡検 3月23日 [地質]

Site1 古座川町 一枚岩
紀伊半島南部、古座川~太地に、古座川弧状岩脈と呼ばれる流紋岩質凝灰岩が貫入しています。(凝灰岩ですが、地上に噴いたものではなく火道と考えられています。)太地では、浸食によるものでしょうか、この延長と思われる部分が細長く湾入しています。
一枚岩は、古座川弧状岩脈の一部です。古座川の対岸に、カメラに収まらないサイズの岩体が で~ん とそびえていました。川原の転石には水晶脈を含むものもありました。

Site2 串本町田子供 さらし首層(大さらし)
四万十帯の牟婁層群の東端近くです。
砂質泥岩のマトリクスに、数cm~1mサイズの砂岩、泥岩、砂泥互層、石灰岩の亜円~角礫が点在しています。大勝浦と似た地層ですが、ここはダイアピルではないことになっているようです。
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Site3 広川町天皇山下(天皇浜)で鉱物採集
採集という点ではこの巡検イチの場所でしたが、滞在時間約30分。辰砂、クロム苦土鉱、ドロマイト(苦灰石)、マグネサイト(菱苦土石)あたりが見られたのではないかと思われます。ここでは、ただひたすら辰砂を含んだ岩を砕いて、参加歴の浅い方々にお分けしていたので、みんながどんな良いものを見つけたのかは知らないのです。辰砂を一つだけ標本にしました。

Site4 海南市 和歌山県立自然博物館
学芸員の小原先生に、和歌山県から産出する鉱物、化石の解説をしていただいたあと、バックヤード(水族館の裏側)を見せてもらいました。大水槽のロウニンアジやギンガメアジは、1982年の開館時からいるんだそう。30年超、魚ってそんなに長生きなんだ~

今回の巡検はあまり採集をしなかったので、帰りの荷物が軽く、後片付けも楽でした。たまには無欲に過ごしてみるのも良いものです。めでたしめでたし。
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南紀巡検 3月22日 [地質]

Site1 串本町紀伊大島 海金剛の見学
海金剛は、朝鮮半島の金剛山に由来する名前だそうです。朝日新聞社の『21世紀に残したい日本の自然百選』(全く知りませんが)に選ばれているそうです。流紋岩でできているそうです。
この日は朝8時半が満潮。潮が引くのを待ちがてら、景勝地のお散歩です。ツバキもきれいに咲いていましたよ。
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Site2 串本町潮岬 潮岬火成複合岩類の観察
潮岬展望台から、海岸の潮岬火成複合岩類の露頭を観察しました。酸性岩と塩基性岩が近い場所に見られます。
その後、海岸で流紋岩、斑レイ岩、玄武岩などを手に取って観察しました。斑レイ岩にはきれいなカンラン石を含むものもありました。
ここでの採集物は、ウニのブンブクチャガマ。石橋さんからいただきました。ありがとう!

Site3 串本町橋杭岩の見学
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Site4 那智勝浦町大勝浦海岸 泥ダイアピル(泥火山)見学と銅や鉄の二次鉱物を採集
四万十帯の熊野層群です。
このダイアピルは、砂質泥岩中に、砂岩、泥岩、石灰岩の角礫を含んでいます。深い部分で発生した高圧の間隙水により泥や岩石が液状化しながら、地層の弱い部分に沿って吹き上がってきたものと考えられています。
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さらに海岸を歩いてゆくと、芸術作品のような砂泥互層が見られました。
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この辺りには、22日と同じような鉱物、黄鉄鉱、パラアタカマ石(写真)、Natrojarosite、テナルド石などが見られました。これらも22日のと同様、持って帰りたいかどうかは、意見が分かれることでしょう。
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南紀巡検 3月21日 [地質]

南紀巡検巡検に参加しました。観光たっぷりの3日間、少々はしょって報告します。

Site1 すさみ町和深 天鳥の褶曲
四万十帯の牟婁層群です。
海底にたまった泥や砂が、固まっていない状態で海底の斜面を滑り落ち、その過程の応力によってくにゃっと曲がったのでしょう。東北の地震でも、太平洋沖の海底でこんな現象が起こったのでしょうか。
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ですが、海側を振り返ると、応力の影響の少なそうな地層も目に入って来ます。
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Site2 串本町の海岸で銅や鉄の二次鉱物を採集
海岸の二次鉱物は、内陸部の鉱山跡のものとは違い、塩の影響を受けているようです。これはNatrojarosite(ソーダ鉄明礬石)。泥岩中のFeS2に海水のNaClが反応して生成した鉱物です。とはいっても、表面に付着している程度のものですが。
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そのほか、黄鉄鉱、黄銅鉱、重晶石、赤鉄鉱、パラアタカマ石、テナルド石などが見られましたが、持って帰りたくなるかどうかは、意見が分かれることでしょう。貝がら(特にタカラガイ)やサンゴのかけらのほうが、人気があったみたいです。
沈む夕日に追われるように、バスに戻りました。撮影時刻18:08、ほぼ春分です。
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岩石の華麗な世界 [地質]

益富地学会館の薄片教室に参加しました。

最初1時間くらい、偏光顕微鏡の原理、使い方、薄片の作り方の説明がありました。今回は初参加の人が3人もいていろんな質問をされていました。
経験すればすぐに理解できることでも、未経験の人に口頭で説明してもなかなか理解してもらえない、ということの良い例だなぁと感じました。

スライドガラスに石を貼り付けたものをたくさん用意してくれているので、その中から、薄片にしたいものを2つ選びます。そして、スライドガラスからの厚さが1㎜くらいになるよう、石を切断してもらいます。

これからが本番です。研磨剤を使って、薄くなるように擦ります。だいたい0.3μmの薄さで、完成です。

今回作った一つは、岡山県備中の高温スカルンです。

一方向に振動する光だけを通す偏光板の上に薄片を置いた状態は、こんなに無色です。
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その上にさらにもう一枚、下の偏光板に直交する方向の光を通す偏光板を置くと、その干渉色はこんなにカラフルになります。色がある鉱物は、ほぼスパー石だそうです。
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地震 [地質]

恐れていたことが、とうとう起こってしまいました。

大学で地学を勉強しました。地震というのは専門分野の範囲内の出来事です。
私達にとって、太平洋沿岸各地で大きな地震が起こる可能性が高く、そうなったら大津波が発生する、というのは、常識的なことでした。
それなのに、海岸近くに人が住むのを止めることができなかったのですね。個人の住宅ならまだしも、役場や病院まで建てるだなんて。地震は天災だけど、津波の被害は人災のように思われます。
我々(先生たち)は一体何をしていたんだろう・・・ と、無力感にさいなまれて、少々落ち込んでいます。
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岩石の華麗な世界 [地質]

私の趣味の本業について紹介しましょう。

大学生だった頃、地質を勉強していました。そのときはこれにずいぶん苦しめられたものです。
石を顕微鏡で観察する。

まず、石の一面を研磨剤を使って平らになるまで研磨し、スライドガラスに貼り付けます。ボンドが固まった頃、石を薄く切ります。その後、その石が0.3mmになるまで研磨剤を使ってみがいて、カバーガラスをかけます。これを薄片と呼んでいます。

薄片を観察するには、偏光顕微鏡を用います。一方向に振動する光だけを通す偏光板の上に薄片を置いた状態と、その上にさらにもう一枚、下の偏光板に直交する方向の光を通す偏光板を置いた状態で、観察します。

では、輝石安山岩を見てみましょう。上が偏光板1枚(オープンニコル)、下が偏光板2枚(クロスニコル)です。
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クロスニコルで倍率を下げて見ると、黒い石基の中にぽつぽつと長石や輝石の斑晶があり、まるで夜空を見ているようできれいでした。
中学校理科で習いましたよね、『火山岩は石基の中に斑晶がある』って。そのときは全く実感もありませんでしたが、こういうことです。

大学で薄片を作ると、スケッチするとか、一定範囲内にある結晶の数を数えるとか、結晶の角度を測るとか、時間のかかる宿題が付いたりするので、好きな作業ではありませんでしたが、単に趣味として作るのは楽しいものです。
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